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2011年11月21日(月)
石垣の間から芽を出した山椒です。 時々、話題になる「ど根性〇〇〇」というのがあります。 雑草ならお茶の子さいさいで、過酷な環境下でもまったく関係なしに育ちます。 ところが手塩にかけたものは、往々にして枯れてしまうことがあります。 アスファルトの割れ目から出た草を見て、元プロ野球の投手で監督もした鈴木啓示はその逞しさに痛く感動し、座右の銘を「草魂」としたことは有名です。 この山椒の例だけではありませんが、野菜を栽培していて経験することがよくあります。 大事に大事に手を掛けて育ててもうまく育たず、植えたつもりもないのに勝手に芽を出し、ぐんぐん育ち、立派な作物になるのをよく経験します。 それは、レヴィ=ストロースの『野生の思考』ではありませんが、僕が日ごろからいわゆる職人さんという人に憧れていることと無関係ではないようです。 栽培された作物の脆さは、私自身の思考様式における「栽培の思考」(理論や設計図に基づいて物を作る「エンジニアリング」)の脆弱さに通じ、「ど根性」の姿から「野生の思考」(ブリコラージュする職人などの人物を「ブリコルール」という。ブリコルールは既にある物を寄せ集めて物を作る人であり、創造性と機智が必要とされる。また雑多な物や情報などを集めて組み合わせ、その本来の用途とは違う用途のために使う物や情報を生み出す人)の逞しさをみるからです。 若き頃、ある知的な女性が「今の自分の為さねばならないことは、今まで身につけてきたことを捨て去ることなのです」、といっていたことを思い出します。 その彼女は、いまどのような生活をしているのでしようか?
by culon
| 2011-11-21 23:12
| 農村生活
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